●Jiichiさんの横溝正史エンサイクロペディア powered by 横溝正史クロニクル
ついに改装された、横溝正史研究の大サイト。年譜、文庫リスト(EXCEL形式でダウンロード可能)、作品研究、参考図書、その他膨大な研究の集積には、クラクラするほどであります。雑記なども含めて、読むだけでもおもしろく、とにかく横溝正史について知りたかったら、まずここを読んで下さい、という、一大エンサイクロペディアであります。
●岡山県倉敷市の真備地区のページ
横溝正史が第二次大戦中に疎開していた、岡山県吉備郡真備町には、今も当時の雰囲気を残す「名探偵金田一耕助ミステリー遊歩道」があり、疎開先の民家も整備、公開されています。また、遊歩道の中にある「ふるさと記念館」には、横溝正史の書斎が再現され、本やビデオも備えられています。ファンなら、一度は訪れてみたい場所です。
真備町は現在、倉敷市と合併しましたので、「真備地区」のトップページにリンクしました。ページ内の「キーワード検索」で、「横溝正史」を検索してみて下さい。いろいろな施設などが出てきます。
企画課の方のメールより
「町としましては、『横溝正史氏疎開先の町』『名探偵金田一耕助誕生の町』を全国にアピールできればと考えております。」
ということで、案内を参考に、ぜひ訪れて下さい。
●ノンさんの金田一耕助アートウェーブ
横溝作品を、絵にして描いた作品が中心のサイトです。モダンなセンスの絵は必見です。その他、原作に登場する旅館やアパートのリスト、作品中に出てくる金田一耕助の服装、各挿絵画家の紹介などがあります。「横溝正史の暦」では、きょうは横溝作品で何が起こったかが分かります(拡充中です)。掲示板もにぎわっています。
●花咲爺さんの犬 さんの花咲爺さんの犬ホームページ
「金田一耕助の軌跡」のコーナーに、まとめられています。金田一耕助が関わった事件を、わかりやすいように人物相関図や事件年譜で表してあります。事件を調べるのに便利です。作品となっていない事件、横溝作品以外の金田一耕助の事件も、わかるようになっています。
また、新たに淡々としたエッセイ、「徒然なる思い」も掲載されました。
●さまにべさんのYes-men Sabotage Laboratory
「横溝正史作品考察」コーナーにまとめられています。文庫で出版されている作品の一覧があり、タイトル・収録作品・登場人物を中心に閲覧できます。特に角川文庫は、「緑三〇四」シリーズと「よ5−」シリーズに分けられた、こだわりのリストです。春陽文庫、その他の文庫も拡充中です。
●ふみさんの横溝World
横溝正史の作品、映像、舞台などが紹介され、最高の作品や映像化希望などの人気投票もあります。このサイトにも面白いQ&Aのコーナーがあります。
紹介はまだ制作途中のご様子ですが、ユニークなのは、すでにできあがっている少年物の作品紹介、岡山、山口などの洞窟の紹介、などがあることです。横溝正史といえば洞窟ですしね(^_^)。掲示板、チャットも開催しています。
2002年5月25日、多くの横溝ファンが参加した東京大オフのレポートも読めます。
●春陽堂書店さんのホームページ
今、文庫で読める横溝正史作品を出していらっしゃる出版社の一つ、春陽堂書店のホームページです。「金田一耕助の事件簿」シリーズは20冊、その他、「蝶々殺人事件」、「人形佐七捕物帳全集」は14冊、江戸川乱歩他との合作作品などの貴重な本もあります。まずはサイトで、内容をお確かめ下さい。
●ゆきみさんのNIGHT CLUB KKK
コミック「血まみれ観音」と「悪魔の手毬唄」で、横溝作品にはまったゆきみさんが、古谷一行の、2時間スペシャル版を中心に、金田一耕助と古谷一行への愛をこめて作られたサイトです。原作の評や、「横溝正史シリーズ」についても書かれていますが、2時間スペシャル版の評は珍しいですね。古谷一行プロフィールもお見逃しなく。勝手にキャスティング、チャットなど、遊びの企画もあります。
こちらには、2002年大阪でのオフ会の模様が載っています。
●池田恵さんの桜日記
金田一耕助について、特に、その関わった女性たちと、それを演じた女優たちについてのデータや、「悪女の条件」と題する悪女たちの考察など、女性キャラにこだわった、ユニークなサイトです。こうしてみると、金田一耕助の事件簿は、女性たちに彩られているのですね。
●KENさんの横溝正史ブックカバーライブラリー
横溝正史著作のうち、単行本・全集物の表紙絵と、横溝正史関連のコミック・ビデオのカバーを、刊行年譜形式で紹介しています。また、ふつうの掲示板の他に、「催事場」という企画ものの掲示板もあるのが面白いところです。これまで紹介したサイトのいくつかは、合同でオフ会をやっていらっしゃるようですが、そのオフレポートも読めます。
●木魚庵さんの金田一耕助博物館
精力的に活動している木魚庵さんが館長を務める博物館は、その名に恥じず、史料編さん室には事件簿、図書館には金田一耕助のパロディ・パスティシュからコミック、同人誌まで、視聴覚室にはメディア総覧(舞台作品まである)やご意見板、その他、表紙美術館や現場検証写真、アンケート投票、はてはCSでの横溝作品の放映予定や、「ルパン三世」と横溝正史の関係まで、よくぞここまで、と思うほどの博覧強記なサイトです。オフも盛んで、「5・25東京大会」も成功されたようですね。
とにかく、一度はお訪ね下さい。
●金ちゃんファミリーの僕たちの「横溝正史シリーズ」
上の金田一耕助博物館と微妙に関わっているこのサイトでは、先頃めでたくニュープリントでDVD化されたTV映画「横溝正史シリーズ」の評を載せています。ある面では、映画版より優れた部分もあると評価の高いこのシリーズについて、知って下さい。現在、「獄門島」の評だけが空いています。
●ニシムラさんの横溝正史資料館
金田一耕助の、そして由利麟太郎の、そしてそして、その他の事件簿を作品ごとに解説。そして、各事件のページに貼られた地図の、赤丸のついた場所をクリックすると、その現場の解説が読めるという、ユニークな構成です。珍しい右フレームで、事件の中の場所や店などを、詳しく解説しています。その場所説明の、詳しいことと言ったら……。
●レクター博士さんの金田一耕助大事典
金田一耕助登場作品の、項目検索(たとえば「たたりじゃー」)、人名については、作品別、職業別検索などから、各項目の解説を読むことができます。たとえば、金田一作品に出てくる犬、なんていうのも検索することができます。便利なんだけど、どこかユーモアが漂う解説です。付録として、金田一耕助シリーズの作品を読むには、どの文庫にどれが入っているか、どれで読むのがお奨めか、も載っていて読書ガイドになります。最近、大幅に解説が増えて、登場人物についての知識(命名の由来なども)がより深く得られます。
●Warihikoさんの幻想ミステリ博物館
赤江瀑、泡坂妻夫など、幻想ミステリ作家を集めたサイトの中には、「金田一耕助の庭」というページが作られ、金田一だけではなく、由利先生や人形佐七の作品リスト、考察が載せられています。これから、DVD「横溝正史シリーズ」の考察や、全作レビューなども考えているとか。充実が楽しみです。このほど、金田一耕助文庫は読破され、論評が、カバーイラストと共に揃いました。
●ナヤさんの金田一耕助研究社
金田一耕助の年表が、まず目を引きます。「金田一耕助シリーズ詳細」では、作品名を選ぶと、発表時期、発表誌、作品の入手方法、事件の発生日や発生地、協力者などがフォームに表示されるスタイルです。金田一耕助の足取りが、見やすいですね。
「金田一耕助クイズ!」は、スリリングで難問揃いです。一度挑戦してみて下さい。私はさっぱりでした(^_^;。
作品分析も、これから充実していくようで、楽しみです。
●久留さんのTomePage
さまざまな作家・ジャンルの、著作リストの集大成。労作です。その中に、「金田一耕助シリーズ一覧」「由利麟太郎/三津木俊介シリーズ一覧」「横溝正史小説リスト一覧」があります。それぞれには通番が振られ、初出からどの本に載ったかの履歴が、詳細に書かれています。書誌研究のサイトです。
●伴速ひろさんの夢想人−むそうじん−
横溝正史のジュヴナイルに関する、人名、作品紹介が、まず目を引きます。比較的知られていない、探偵小僧・御子柴進についての記述は、仮オープンしました。その他にも、ネタバレのトリック分類は(ちゃんと注意書きあり)、面白い作品を取り上げています。
●代表 だ さんのB.B.B. on Web
ネット上の同人サークルB.B.B(BAI BYE BLUE)は、小説・映画などのレビュー、評論、エッセイなどが掲載されたサイトです。
特に項目を立てられた「横溝正史研究のページ」は、一見に値します。岡山に横溝正史が住んでいたときの関係者(本人のエッセイにも登場する加藤一氏はじめ何人もの方)へのインタビュー、地方の伝承が写真入りで紹介されています。(注:真備町の「ふるさと歴史館」が編纂した資料を、訂正などしてテキスト化したものだそうです)。
横溝正史の生涯年表からは、関連知識のレクチャーが読め(雑誌「新青年」のことなど)、同時代の作家も紹介されています。その他、金田一耕助論、横溝正史論など、簡潔にして要を得た評論が現在も充実中です。「由利麟太郎研究」の、由利麟太郎作品発表年リストも、貴重です。
ネタバラシや、上記のインタビューの出典など、きちんと注意書きが出ていて、真摯なページ作りです。。